七年前、私は5万円の余剰資金を持ってこの業界に足を踏み入れました。当時はただ試しにやってみる程度の気持ちで、まさかこの資金が2000万円にまで増えるとは思ってもいませんでした。

ブルマーケットでは多くの人と出会いました。資産が倍増する喜び、そして一夜にしてゼロに戻る絶望。私が今まで生き延びてこれたのは、五つの鉄則を徹底して守ったおかげで、勝率を常に90%以上に保ってきたからです。

転機はある酒席でした。業界の先輩が酔っぱらって、三日間で5000万円の追証を出した話をしてくれました。レバレッジをかけすぎて、山の頂から一気に落ちたのです。その日以降、「欲張らず焦らず」を常に取引の中に刻み込みました。この四文字は、後に何度も私を救ってくれました。

どうやってコインを選ぶか？実用性のあるプロジェクトや、コミュニティがしっかりしている銘柄だけに絞っています。いつ参入するか？熊市の終盤、市場の感情が底を打ったときに全力投入します。短期的に含み損を抱えても慌てず、次のブルマーケットまで耐え抜き、資金を倍にするのが鉄則です。

ピークから逃げるサインは二つあります。それを理解したのは失敗を重ねてからです。
・ビットコインの時価総額比率が40%を割ったとき、資金がアルトコインからビットコインに戻り始めたサインです。警戒が必要です。
・ETH/BTC比率が0.1を突破したら、調整局面に入る可能性が高いです。

私のポジション管理の中心はビットコイン本位です。96%の人がBTCを持ち続けて勝てないと知っているので、私はグリッドトレーディングでスイングを狙います。ほかのコインが目標価格に達したらすぐにビットコインに換えてロック。調整局面ではビットコインで底値買いをします。長期的には持ち続けるのは難しいですが、短期は量子化されたグリッドの自動裁定取引に任せており、月間の裁定益が時にはホルダーの上昇率に匹敵することもあります。

一番難しいのは何か？それは忍耐力です。
安値で仕込んだ後はひたすらプロジェクトの研究に集中し、欲が出て追いかけたくなったらグリッドのパラメータを調整します。コインを守るのは、孤独を守るよりも難しいですが、低迷期を耐え抜けば、次のブルマーケットの恩恵を確実に掴むことができるのです。

今は静かに風口を待っています。目標は5000万円。

多くの人はループの中に閉じ込められています。それは努力不足ではなく、灯りが足りないからです。市場は常に動いています。チャンスは待ってくれません。