Upholdは大きな決断に備える：IPOか買収か

暗号取引プラットフォームのUpholdは、もはや小さな動きではありません。投資銀行FT Partnersを起用した後、同社は積極的に2つの道を模索しています。米国での上場（IPO）を通じて公開企業になるか、大手金融機関による買収を目指すか。その目的は？評価額15億ドル超を目指すことです。

なぜ今なのか？

このタイミングは偶然ではありません。CircleがIPOを成功させ、伝統的な金融業界がついに暗号企業に対する見方を変え始めています。CEOのサイモン・マクラフリン氏は明確に説明しています。IPOによって、より高い知名度、迅速な資本調達、新たな国際市場への扉が開かれると。

しかし、Upholdは現状に甘んじていません。成長実績が物語っています。2022年の収益は8,000万ドル、2025年には3億ドルが見込まれています。3年で4倍の成長は堅実であり、競合他社が大量解雇している中、際立っています。

すべてを変えるXRPの強み

Upholdが際立つ理由は？SECによるRippleへの訴訟中も、XRPへの忠誠を貫いたことです。他の取引所が撤退する中、Upholdは残り続けました。XRPコミュニティから得たこの信頼は、公開投資家や買収候補者に対する大きなアドバンテージとなっています。

米国市場攻略への攻勢

Upholdはラスベガスから強力なキャンペーンを展開しています。内容は、(6月2日から9月1日)まで、月額250ドル以上の入金でXRPによる4%キャッシュバック。掲げる目標は、ロイヤリティサービスを備えた本物の暗号銀行にプラットフォームを変貌させることです。

しかし、これは始まりにすぎません。クリプト残高（特にXRP）に直接紐づくデビットカードも登場予定で、日常生活で暗号資産を使えるようにします。ガソリン代や買い物をXRPで支払う日も、もうすぐそこです。

XRPエコシステムの強化

Upholdは、(XRP LedgerのステーブルコインであるRLUSD)の統合も準備しており、Flare Networkによるステーキング報酬も拡充しています。狙いは？XRPホルダーがプラットフォームを離れることなく、受動的収入を得られる完全なエコシステムを提供することです。

その結果、伝統的な銀行インフラと暗号イノベーションを融合した戦略が実現。大きな決断を前に、しっかりとポジションを固めています。