来週の注目ポイントは？政府閉鎖で経済指標が停滞、FRB当局者が相次いで発言

今週の相場で見落とされがちな情報ポイント：

経済指標が一斉に遅延 アメリカ政府のシャットダウンにより、労働省と国勢調査局のデータがすべて延期に。火曜日に発表予定だった8月の貿易赤字、失業保険新規申請件数、8月の卸売在庫データもお預け。つまり今週は投資家の手元に経済指標がほとんどなく、市場はよりセンチメントやテクニカルに左右されやすい。

FRB（米連邦準備制度）は通常運転 心配無用。FRBの資金は保有証券の利息収入からで、議会の予算に頼っていない。そのためFRBは通常通り——水曜には最新のFOMC議事要旨発表、木曜にはパウエル議長、財務長官イエレン、副議長ボウマンのイベントが予定されている。また新任理事のスティーブン・ミラン（タカ派、利下げ加速主張）が火曜日に講演予定で、市場は彼の発言に注目。

今週のクリプト注目ポイント

• BTCが12.5万ドルを突破、ETHも4,400ドル台に
• 主な原動力はETF純流入＋利下げ期待＋機関投資家資金
• 企業決算が続く（ペプシコ木曜、デルタ航空木曜、リーバイス木曜）
• Amazonプライム大型セールが消費データに反映

一言で：経済指標が欠席の今週、FRBの発言と仮想通貨価格の動きが主役となる。