日本株式推奨ガイド|40,000ポイント突破後の投資チャンス【購入攻略含む】

日経225が33年ぶりの高値をつけた理由は?

2025年6月末、日経225指数は40487ポイントに達し、33年ぶりの新高値を記録しました。その背後にはどのような投資チャンスが隠されているのでしょうか?

この上昇の核心的な論理は大きく二つの側面にまとめられます。まず一つはバリュエーションの修復です。4月に世界的な関税恐慌が株式市場の暴落を引き起こし、日本のPER(株価収益率)は一時12倍にまで低下し、国際市場水準を大きく下回りました。悲観的な見通しが次第に払拭される中、機関投資家は日本企業の内在価値を再評価し始め、PERはゆっくりと13倍程度に回復し、この反発の主要な推進力となっています。

次にもう一つは資産配分のシフトです。「米国株の売却」が市場のコンセンサスとなる中、海外資金は割安な資産を求めて動いています。日本株は相対的に安価なため、重要なターゲットとなり、多くの国際資本が流入しています。さらに重要なのは、東京証券取引所が推進する企業ガバナンス改革が効果を上げ始めている点です。より多くの日本企業が配当金を増やし、自己株式取得を実施し、ファンダメンタルズが改善しています。

また、世界的なテクノロジー産業チェーンの回復も追い風となっています。日本の半導体装置や精密機械企業は恩恵を受け、市場の信頼感をさらに強めています。

注目すべきは、投資の神様ウォーレン・バフェットが日本の五大商社(三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅)について示す見解です。彼は2019年から買い増しを続け、今年6月には再び増持し、バフェットは長期保有を表明、さらには「50年売らない」とまで宣言しています。この長期的なコミットメントは、国際的なトップ投資家が日本市場に対して持つ信頼の証です。

ただし、今後の展望がどうなるかには不確定要素もあります。特に、日本銀行の金融政策の動向と、世界的なリスク選好の変化が鍵となります。

日本株おすすめリスト

キーエンス(Keyence)| 工業自動化の隠れたトップ企業

キーエンスは業界ではあまり知られていませんが、実力は非常に高い企業です。1974年設立以来、自動化センサー、画像システム、レーザーマーカー、工業計測器の開発に注力し、製造には関わらず、世界各国の直販ネットワークを通じて46の国と地域に製品を販売しています。

その適用範囲は工業自動化、精密測定、工程制御の三つの主要分野に及びます。半導体、自動車、バイオ医薬品などの先端製造業において、キーエンスの青いロゴはスマート工場の必須アイコンとなっています。

2024年度の売上高は1兆595億円、営業利益は5497.8億円、純利益は3986.6億円と、財務状況は堅調です。ウォール街のアナリストによる12か月平均目標株価は74,282.41円で、最高値は80,075円と予測されており、現株価56,800円と比較して**上昇余力は約30%**です。

東京エレクトロン(Tokyo Electron)| 半導体装置のリーディングカンパニー

東京エレクトロンは、世界の半導体装置産業において重要な役割を果たす企業で、時価総額は12.6兆円に達しています。サムスン、TSMC、インテルなどの大手にウエハー洗浄装置やコーティング装置を供給し、半導体の戦略的重要性が高まる中、関連装置の需要は引き続き旺盛です。

2024年度の実績は好調で、連結売上高は2兆4300億円、前年比32.8%増。海外売上は36.2%増の2兆2400億円(全体の92.2%)に達し、国内も2.7%増と微増です。販売コストは28.5%増加しましたが、コスト管理が効いており、粗利益は38.1%増の1兆1500億円、粗利率は1.7ポイント上昇し47.1%となっています。

営業利益は52.8%増の6973.2億円に拡大し、一株当たり利益は783.8円から1182.4円に跳ね上がっています。グローバル展開の戦略が奏功していることが明らかです。ジェフリーズなどのアナリストは買い推奨を維持し、目標株価は32,000円と設定しています。

三菱重工業(Mitsubishi Heavy Industries)| 防衛産業の恩恵を受ける企業

日本の工業の象徴ともいえる三菱重工は、1884年の造船所を起源とし、航空宇宙、エネルギー設備、産業機械などを手掛ける総合重工業企業です。日本の製造業の最高水準を示す存在です。

2025-26年度の見通しは楽観的で、営業利益は9.6%増の4200億円を見込んでいます。航空宇宙と防衛分野が最も成長を牽引し、40%の増益を予測。エネルギーシステムも17%の増益が見込まれます。これらの予測は、2024-25年度の実績(営業利益3832億円、前年比35.6%増)に基づいています。

アナリストの平均目標株価は3,743.76円、最高は4,100円、最低は3,030円です。現株価3,185円と比較して**潜在的な上昇余地は約17.54%**です。

任天堂(Nintendo)| ゲーム産業の潜在株

任天堂といえば、子供時代を共にしたゲーム機を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、2024年度の業績は芳しくなく、売上は30.3%減の1兆1600億円、営業利益は46.6%減の2825億円、純利益は43.2%減の2788億円となっています。

売上減少の主な要因は二つあります。一つはSwitchのライフサイクル末期に入り、消費者が様子見をしていること。もう一つは、次世代機のNintendo Switch 2の予告により購買意欲が抑制されている点です。アメリカが44.2%、ヨーロッパと日本がそれぞれ24.5%、23.6%の売上を占めています。

短期的には業績低迷が続く中、なぜ注目すべきか? 市場アナリストは、ゲーム産業の成長速度は世界GDPを上回り続けていると指摘します。成長の鍵は、プレイヤー数の拡大、多様な収益化モデル(サブスクリプション、バーチャルアイテム、シーズンコンテンツ)の導入にあります。これにより、メーカーは一人当たりの収益を増やすことが可能です。

ウォール街の11人のアナリストによる12か月平均目標株価は14,035.27円、最高は20,780円と予測されており、現株価と比較して大きな上昇余地が見込まれます

ソニーグループ(Sony Group)| コンテンツエコシステムの構築者

ソニーの最新四半期純利益は前年同期比4.6%増の1977億円でしたが、新年度の純利益は13%減の見込みです。これは主に米国の関税政策の影響によるものです。

音楽・映画コンテンツ部門が利益の柱となっています。子会社のゲームスタジオBungieやアニメ配信プラットフォームCrunchyrollの買収、角川グループとのIP展開などの戦略が効果を上げ始めています。

ハードウェア事業は課題も抱えています。PS5の販売見通しは1850万台から1500万台に下方修正され、ゲーム機市場の調整局面にあります。関税の影響で、ソニーの営業利益は1000億円程度圧迫される見込みで、グローバルなサプライチェーンの見直しも進められています。

ソニーの幹部は、生産拠点の分散や価格戦略の見直しを進めていると明らかにしています。ハードとソフトの両面から攻める戦略が、地政学リスクにどう対応できるかが今後の注目点です。

アナリスト9人の平均目標株価は4,389.49円、最高は4,910円、最低は3,900円です。現株価3,607円と比較して**潜在的な上昇余地は約21.69%**です。

三菱商事(Mitsubishi Corp.)| バフェットの最優先投資先

三菱商事は、日本の五大商社の一つであり、バフェット率いるバークシャー・ハサウェイが重点的に投資している日本企業です。2025年6月、バークシャーは五大商社の持株比率を1.0%引き上げて1.7%にし、その後の持株比率は8.5%から9.8%に増加しました。

バフェットは2019年7月からこれら商社への投資を開始し、その理由は資本運用の効率性、経営陣の質、株主価値の重視にあります。彼は今年2月の株主通信で、すでに日本側の同意を得て、持株比率を9.9%以上に引き上げる計画を示唆しています。これらの商社は、エネルギー、資源、インフラ関連の多くのグローバル事業に出資・保有しています。

2025年度(3月末時点)の業績は、売上高18.6兆円(前年比4.9%減)ながらも、税引前利益は逆に2.3%増の1.4兆円に回復しています。親会社株主に帰属する純利益は9507億円で、前年より1.4%減少していますが、日本の総合商社の経済下振れ局面においても堅調さを示しています。

ただし、現時点の株価はやや高めであり、投資家は株価の調整を待ってから投資を検討すべきです。バフェットの継続的な買い増しの支えもあり、長期投資の価値は依然として高いと考えられます。

日立(Hitachi)| デジタル変革の先駆者

日立は111年の歴史を持つ日本の大手工業企業です。かつてはテレビやビデオ、Maxellの電池などで知られていましたが、近年は積極的な動きで、米国のデジタルサービス企業GlobalLogicを96億ドルで買収し、ソフトウェアサービス企業への転換を進めています。

1910年創業の日立グループは、日本の総合企業の中でも積極的な買収戦略で知られています。家電市場からはほぼ撤退し、近年は電動工具や化学品など成長が停滞していた事業も売却しています。現在の戦略は明確で、鉄道車両や自動車部品などの重電・重機事業を維持しつつ、工業のデジタル化サービスを拡大し、製造業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。

4月の関税政策の影響で株価は大きく下落しましたが、その後素早く反発し、現在は20年高値付近にあります。カリフォルニア大学サンディエゴ校の教授は、日立の頻繁な資産再編は保守的な日本企業に衝撃を与え、「電気メーカーからインフラ・データソリューション企業への変身は、企業変革の模範例」と述べています。

日立の変革戦略は明快で、実行力も高く、市場はその成果を高く評価しています。

台湾投資家の投資方法は?

方法一:日経225指数への投資

指数投資は最もシンプルで直接的な方法です。個別株の値上がりは大きいかもしれませんが、日本株全体の上昇に乗ることで確実なリターンを得られます。指数投資の最大のメリットはリスク分散であり、225銘柄の構成は多くの日本企業をカバーしています。

上半期、日経225は世界的な関税恐慌の中で3万1136ポイントまで下落しましたが、その後、バリュエーションの修復や資金流入、ファンダメンタルズの改善に支えられ、力強い反発を見せました。反発が持続するかは不透明ですが、日本株は過度に慎重な状態から脱しつつあり、資産配分の選択肢として考慮できます。

方法二:米国株を通じた投資

多くの日本企業は米国株に上場されており、例えばトヨタ(TM)、ソフトバンク(SFTBY)、三井住友(SMFG)、任天堂(NTDOY)などのADR(米国預託証券)を購入可能です。米国株口座さえあれば取引は容易で、これらの株価動向は日本の現地株とほぼ連動しています。

方法三:台湾証券会社の委託サービス

直接日本株を買うのはやや複雑ですが、元大証券や富邦証券などは委託取引サービスを提供しています。操作はやや煩雑で、取引数量や手数料も高めです。詳細は各証券会社のカスタマーサポートに問い合わせてください。

日本株投資の展望

短期的な視点:日本株の動きは貿易政策次第です。関税の緩和は反発を促す可能性がありますが、世界経済の減速と日本の輸出の軟調さから、日経平均は3万7000~3万8000ポイントの間で推移する見込みです。外資の流入は主に裁定取引のため、その持続性には注意が必要です。

中期的な展望:2026年までに、日本銀行の金融政策の転換が重要なポイントとなります。もし日銀が金利引き上げを再開すれば、金融株のバリュエーションは回復し、円の正常化により企業の収益性も向上します。最も重要なのは、日銀の利上げペースが世界経済の動きと調和するかどうかです。

突破の可能性:日経平均が再び4万ポイントを突破し、持続的に上昇するには、複数の好材料が同時に進行する必要があります。具体的には、企業ガバナンス改革によるROEの持続的な向上、新興産業の競争力の形成、日米の経済・貿易関係の実質的改善などです。現状ではこれらの条件は完全には整っていないため、投資家は忍耐強く見守る必要があります。

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