低コストなストレージは驚くほど安い——WalrusはArweaveより99%安く、さらにはAWSより80%安い。この数字は確かに目を引き、市場の痛点を突いている。しかし、もう一つの側面を見極める必要がある:データがハードドライブから取り出されるときに、真のコストが浮き彫りになる。



従来のクラウドサービスでは、Egress(流量費)がストレージ自体よりも高くなることが多い。これが大手企業がユーザーを簡単に囲い込める理由だ——入るのは容易だが、出て行くには費用がかかる。Walrusの設計では、ストレージノードはWALトークンを通じてレンタル料を稼ぐ仕組みだが、これは問題ない。問題は、何千何万ものユーザーが同じ人気ファイルをダウンロードしようと殺到したときに何が起こるかだ。爆発的に人気のある分散型映画が突然ネット全体のホットトピックとなり、ノードのアップリンク帯域と計算リソースが一気に逼迫する。

このとき、ノードは現実的なジレンマに直面する:高速ダウンロードを誠実に提供するか、あるいは裏でリクエストを制限してコストを節約するかだ。もしプロトコル自体が読み取り操作のインセンティブ不足や、ストレージレンタル料が高頻度アクセスによる帯域消費をカバーできない場合、ゲームは始まる。最悪の結果は何か?データはハードドライブに安全に保存されているが、速度はカタツムリのように遅い。加速費を支払っていないユーザーは、「行って帰ってこない」ブラックホールのような体験をするかもしれない。

これが、私が高頻度アプリケーションを本格的に運用する際に、すべてを分散ストレージに任せきりにしない理由だ。私の考えは、Walrusの前にキャッシュネットワークや検索インセンティブ層を設けることだ。Walrusはデータの永続性を保証し、CDNとインセンティブ層がトラフィックのピークを処理する。二層の連携によって、分散ストレージを単なるアーカイブから、ビジネスのトラフィックを支えるインフラへと変えることができる。

結局のところ、「安い」という言葉に惑わされてはいけない。読み書きの非対称性に関する経済原則は、中央集権型でも分散型でも共通している。
WAL-3.65%
AR-2.96%
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