AMD、AIブームの新年の投資対象として2026年に参入

投資家が新しい年のテクノロジーセクターのチャンスを見据える中、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は人工知能(AI)チップ市場において魅力的な競争相手として浮上しています。2025年は株価が77.3%上昇した驚異的な年であり、AMDは今や本格的な試練の局面に差し掛かっています。AI業界の爆発的な成長が続く中、同社はこの勢いを維持できるのかが問われています。

新しい年は半導体投資に新たな視点をもたらし、AMDの立ち位置は市場のダイナミクスの観点から特に興味深いものとなっています。時価総額は約4110億ドルで、Nvidiaの4兆6500億ドルの評価額と比べるとかなり小さいですが、この差は投資家がAIチップメーカーに投資する際のメリットとなる場合もあります。

アンダードッグから市場の挑戦者へ

AMDのAI分野での歩みは、典型的な業界変革の物語に似ています。長年、同社はインテルのプロセッサのコストパフォーマンスの良い代替品として知られ、既存の大手の影に隠れる存在でした。しかし、その物語は、Nvidiaの供給制約が明らかになったAIブームの最中に一変します。AIアクセラレータの需要がNvidiaの生産能力を超えたことで、OpenAIなどの顧客は代替品を求め始めました。AMDのInstinct GPUラインと、データセンターやクラウドインフラ向けのEPYCプロセッサが、この重要な市場ギャップを埋めました。

同社のポートフォリオには、消費者向けのRyzen CPUラインや、特化型のデータセンターアクセラレータも含まれ、これらは不満を抱える顧客にとって魅力的な選択肢となっています。現在、AMDの株価は過去1年間(2026年1月29日時点)で約121%上昇しており、市場はこの戦略的シフトを高く評価しています。

売上高と利益の加速が真のストーリーを語る

株価の年次比較に焦点を当てるのではなく、基本的な指標が2026年の展望を鮮明に示しています。最新の四半期決算では、AMDは92億ドルの売上高を記録し、アナリスト予想の87億ドルを大きく上回りました。この36%の前年比売上成長は一時的なものではなく、AMDのAIおよびデータセンター製品に対する持続的な需要を反映しています。

利益面でもこの成長軌道に沿った結果となっています。調整後一株当たり利益は1.20ドルで、予想の1.16ドルを上回り、トップラインとボトムラインの両面での実行力を示しました。経営陣は第4四半期の売上高を96億ドルと予測しており、これが実現すれば、通年の売上高は約340億ドルとなり、前年比31%の成長を示すことになります。

この成長の加速は、評価に関する懸念に対処する意味でも重要です。株価は過去12か月の利益の約132倍、将来利益の約102倍(一般に認められる会計原則を使用)で取引されており、AMDはプレミアムな評価水準にあります。歴史的に、このような高い評価は、株価の大幅な下落や、利益成長の加速による評価の正当化によって是正されてきました。AMDの軌道は後者を示唆しており、もし同社が成長率を維持できれば、評価ギャップは縮小します。

小規模の優位性:Nvidiaより小さいことの意味

投資家はしばしば、AMDの規模がNvidiaに比べて小さいことを不利と見なしますが、実際には大きな上昇余地をもたらします。AIチップ市場は年平均15.7%の成長率で拡大し、2032年までに5650億ドルに達すると予測されています。これは巨大な市場拡大のチャンスです。

計算してみると、Nvidiaはこの5650億ドルの市場で確実に大きなシェアを維持し続けるでしょう。しかし、市場が非常に広いため、AMDがNvidiaの支配を奪う必要はなく、成長し続ける市場の一部を獲得すれば十分です。実績のある製品と市場対応力を持つ小規模な競合として、AMDは収益基盤を拡大しながら、より確立された競合他社に対してポイントを稼ぐ余地があります。

AMDはNvidiaに勝つ必要はなく、代わりにこれまで数四半期にわたり行ってきたように、代替品を求める顧客からのシェアを獲得し、財務的に実行し続けるだけで十分です。

評価の現実確認

ウォール街もAMDの実行力に注目しています。Barchart.comがまとめた43人のアナリストのコンセンサス調査では、AMD株は「中程度の買い」(4.4点/5点満点)と評価されています。さらに、アナリストの目標株価は上昇傾向にあり、現在の平均目標価格は380ドルで、今後12か月で約50%の上昇余地を示唆しています。

ただし、この上昇余地はほぼ利益成長の継続に依存していることを認識すべきです。現状の評価倍率では、成長が失速すれば株価の再評価の余地はほとんどありません。一方、AMDが30%超の売上成長を維持し、利益率を拡大できれば、現在の評価は合理的となります。

新年のストーリー

新しい年の半導体投資候補としてAMDは、興味深い非対称性を示しています。同社はNvidiaに勝つ必要も、市場の過半を獲得する必要も、劇的な転換点を迎える必要もありません。現在の実績を維持し続けることが求められているだけです。

リスクは確かに存在します。高い評価は誤差の余地を狭めており、半導体製造の競争環境は急速に変化し得ます。しかし、そのリスクを受け入れる覚悟がある投資家にとって、AMDは2026年以降も続く最速成長のテクノロジー分野での市場シェア獲得に実質的に関与できる投資先となるでしょう。

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